レゴブロック、プラモデルにはじまり、レザークラフト。没頭して何かをつくるのが好きで、高校の友人には「将来ガンダムを作る!」と話していました。そして大学では工学系を専攻。将来は、漠然と「メーカーに行くんだろうな」と思っていました。そのうち「日本のものづくりをもっと強くしたい」という気持ちを抱くようになり、ITの力で製造業を変えようとしていた会社に入社しました。とはいえ、私自身はまともにプログラミングができるわけではないので、システム開発ではなくそれを適用する製造現場を希望し、工場での現場改善、その後金型設計などにも携わりました。ところが、その会社が民事再生法の適用を受けたため、転職することに。ならば自分自身がシステム開発できるようになろうと、一転してシステム開発の世界へ身を置くことになりました。
次のERPパッケージソフトメーカーでは、大企業向け人事・給与システムの開発・保守を担当。仕様検討から設計、開発、テストまで、一連の工程を任せてもらいました。それは、完全な分業制をしいている製造業と比べて、自分がつくったという手応えを感じられる充実した日々。もちろん常に順調だったわけではなく、大変な不具合を出してしまい各方面に迷惑をかけることもよくありました。