開発スタイルや採用技術のモダン化を推進し、一クラス上の効率化を目指す
インフラ/SREエンジニア
2018年7月入社
北海道大学大学院 情報科学研究科 メディアネットワーク専攻修了
PROFILE

大学卒業後、ISPに新卒入社。OJTでお試し配属された部署の雰囲気に惹かれ、インフラエンジニアとしてのキャリアをスタートさせる。3年間にわたり経験を積んだのち、さらなる成長ステージを求めてオープンワークに転職。入社後は一貫してサービスのインフラを担う。また開発チームサブプロジェクトの一環としてテックブログを立ち上げ、エンジニアが情報発信しやすい環境の整備に尽力している。

使用している主な言語・技術
AWS、PHP、Terraform、Bash、Python

より高い成長と社会的意義を求めて

IT業界ってもしかしたらハードでは?という先入観を覆すほど、穏やかな中にも技術に熱い想いを持つ社員が多い点に惹かれて入社したインターネットサービスプロバイダ(ISP)。たまたまお試しで配属された部署の居心地がよくて、そのままインフラエンジニアの道を歩みはじめました。

ISPでは主にユーザー情報の管理に携わっていました。個人情報を扱うこともあり、セキュリティなどさまざまな面で神経を使う仕事です。ただ、もともと慎重なタイプなので相性は良かったと思います。3年ほどキャリアを重ねたところで、より高い成長を目指して転職を意識するようになりました。そんな中でエージェントから紹介されたのがオープンワークです。

当時のオープンワークの印象は公平公正。クリーンなイメージを抱いていました。それは面接で確信に変わりました。何人かの社員と話をしたのですが、みんなサービスへのコミットメントが強く、またデータに対する誇りを持っていました。技術面でかなりレベルの高い議論もできて、ここなら成長できそうだと思いました。

他にも転職先として候補はいくつかありました。その中でオープンワークを選んだ決め手はやはり事業の社会的意義です。自分にとって働くということは、自身の血肉と汗を注ぐこと。それが結果として誠実な企業にいい人が集まるようになるのであればやる価値がある、と思い入社を決めました。

責任の大きさは自由度の高さに比例する

インフラ/SREエンジニアの写真

入社後に最初に感じたのは、業務の責任の大きさです。前職では何かひとつ作ろうとなったときでも部分的な担当であることが多かったんですね。でもオープンワークはそうじゃない。まるごとひとつ、全て任されるんです。どんな技術を使うのか、どういった仕様にするかについても自分で考えて決められる。自由度と手応えの大きさが段違いでした。

この差は会社の規模や旺盛なベンチャーマインドによるところもあるでしょうが、自分自身のスキルやキャリアが上手くマッチングしたことも要因のひとつかなと思っています。なんといっても前職では新卒という立場でしたから。そういう意味ではジョインのタイミングも非常に良かったなと思っています。

さらに働き方において大きく変わったことのひとつに、時間に対する考え方があります。前職ではどれだけ残業をしてもいいから完成させるという思想でした。でもオープンワークは早く仕事を終わらせることを尊重するスタンス。限られた時間の中で質の高いものを作ろうという意識でみんな仕事に取り組んでいる。

また役職者との距離が近いことも特徴です。技術部門の取締役とは常に直接チャットでやり取りしています。非常にフランクな感覚でコミュニケーションを取れるので、ちょっとした出来事の相談もしやすい。結果、ミスやトラブルが未然に防げたりするんですよね。

名が体をあらわす、ではありませんが会社そのものがオープンであろうという姿勢も気に入っています。ジョブマーケットに情報の透明性をもたらせるために、まず自分たちの組織から風通しをよくしようとする意志が上層部にある。新規事業の進捗なども全社員に展開してくれるんです。そこで生まれる信頼感って大きいと思います。

入社1年目、新機能のインフラを短期間で構築

ちょうど入社して1年目の頃。『OpenFinder』という適性診断ツールのインフラを構築する、というミッションが自分のもとにやってきました。OpenFinderは、働く上での自分の特性や価値観を知ることができ、企業との相性判定やジョブマッチングなど、より質の高い情報をユーザーに届けるための新たなプロジェクトです。

当時まだフルスクラッチでのインフラ構築の経験はありませんでした。しかも依頼からリリースまでかなりスピード感のあるスケジュール。最初は相当動揺しましたが、まだ若手である自分にプロジェクトが任されるということは何か期待されているんだろうと奮起して、まずは見通しを立てるところから着手しました。

このときオープンワークでは事例のなかったコンテナの本番投入にも挑戦。慣れていないぶん、情報収集や開発者のフォローに奔走しました。一方でコンテナによる再現性の高いデプロイの恩恵は大きかったです。おかげでなんとか期日を守りつつ、不具合ゼロで環境を提供できました。

その実績を買われて今度はOpenWorkサイトのコンテナ化という1年以上におよぶ壮大なプロジェクトにチャレンジすることに。OpenWorkのWebサイトが少しレガシーなシステムで動いていたのでこれを洗練させようとコンテナ化に踏み切ったわけです。

このプロジェクトではインフラをフルスクラッチからコード化した点がポイント。これにより仮にシステムが壊れても全自動かつ誰でもそのコードを実行すれば再構築できるようになりました。一方でログ周りのトラブルに頭を悩ませたことも。地道に問題を潰していきました。

こういった新しい技術へのリプレイスはともすれば既存のシステムを支持する声が向かい風になることもあるかと思います。でもオープンワークのインフラ部門はまるで逆。エンジニア仲間の間でも反対意見などなく、むしろコンテナ化に積極的なメンバーばかりでした。新しい事業や主要サービスのインフラにも新技術を投入できるので成長機会に恵まれていると思います。

技術者の情報発信をもっと活発にしていきたい

インフラ/SREエンジニアの写真

エンジニアの技術力アップという課題に情報発信で解決を試みよう、という声が社内であがっていたところ、もともとブログ好きな私が手を挙げたのがテックブログ立ち上げの背景です。ちょうど企業のテックブログへの重要性が高まっていたし、なにより記事を書くことで自分の人生に大きな影響を与えたインターネットに恩返しができる。また自身の転職活動時、オープンワークのエンジニアや採用技術についてよくわからなかったことも開設のきっかけです。

まずは記事を書く文化の醸成からはじめました。書いてくれそうな人に片っ端から依頼して、書きやすい雰囲気を作ろうと取り組んでいます。とはいえ、続けることの難しさにも直面。あの手この手を考えているのですが、なかなか書くことに対して抵抗感のある人が多いんですよね。

まだ文化として十分な状態とはいえないので、執筆者のサポートを欠かさず、続けやすい体制を作っていきたいと思っています。最近ではテックブログを参考にして入社される方もでてきたようで、採用面などで徐々に効果が出ているようですし。ブログの価値を高めつつ執筆ハードルは下げる、という非常に難しくもやりがいのあるミッションに取り組んでいます。

テックブログに対する熱い思いはこちらでより詳細に語っているので、ぜひご一読ください。

こういった取り組みを通じて、技術への関心が高く、サービスやユーザー目線で物事を考えられるエンジニアを仲間として迎えたいですね。解決したい技術的課題がまだ山ほどあります。開発スタイルや技術ももっとモダンなものにしていきたい。これらを変えていくことについて、オープンワークはその名の通り、非常にオープンな環境です。自ら進んで問題を解決していくタイプの人には最適だと思います。

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