私がOpenWorkにひかれたのは、クチコミの集まるエコシステムを美しいと感じたからでした。OpenWorkサイトには質のよいクチコミがたくさん集まっていて、それを見たいがために、さらにユーザーが集まる。結果、もっとクチコミが書きこまれる。いたずらに広告収入に頼らず、純粋にクチコミを集めることを追求しているところに、王道からビジネスをつくる強い姿勢や美意識を感じました。
このようになんでも突きつめて考えるタイプで、知らないことがあるととことん踏み込んで考えます。読書も好きで、今も1日1冊は本を読んでいます。読書とは、著者と面と向かって話をし、いろんな人の人生を追体験するようなこと。最近では、楠木建さんの『「好き嫌い」と経営』や、マシュー・バロウズさんの『シフト』、ジム・コリンズさんの『ビジョナリー・カンパニー2-飛躍の法則』などが面白かったです。
最初の会社では企業の業務分析ツールの導入コンサルタントを、次の会社ではクライアントの内部に深く入り込んで課題を解決するITコンサルタントをしていました。そのうち、クライアントではなく、腰をすえて自社や自社サービスの戦略に携わりたいと思うように。仕事や転職活動を行うなかで興味を持った人材業界で働きたいと考えるようになりました。
なかでもOpenWorkは、働く人のクチコミに着目した点が面白いと思ったことと、文章量が豊富で、まじめなコンテンツが多いところに将来性を感じました。もちろん、創業者の増井の人柄にひかれたところもあります。初対面のときから、どうしたらOpenWorkサイトがよくなるか、こちらの意見をひたすら聞いてくれました。その姿勢に、とても感銘を受けたのです。